>>7 それはWikipediaにもある2011年だかの段階での話ですね。
2014年11月15日の段階では
>石黒さんの説では大陸で種が分岐したニホンオオカミの小集団が12〜13万年前に渡来したので、
>独立した単系統の遺伝子グループを持っていて時代によっても地域によってもあまり差がないとのことで、
>むしろ今泉理論すなわち、「展開の時期による分類で、他の種に分岐した後はあまり進化しない」
>と言うことと整合的である。
↓
石黒氏による遺伝子研究では、ニホンオオカミは独立した単系統の遺伝子グループであり時代や地域による変異が少ない。
そして、種は分化する時に急激な変化が起こり、その後は落ち着きあまり変化しないという仮説(今泉氏のおしてた説)
つまりニホンオオカミは、大陸にいる時に新種として分化した後、日本列島に渡来し分布を広めたオオカミなので
古い時代のニホンオオカミも近年のニホンオオカミも、西日本のニホンオオカミも東日本のニホンオオカミも
遺伝子の変異が少ないと説明する事が出来、むしろ両者の説は矛盾しない。
中村一恵氏は、ニホンオオカミ=島嶼化により小型化したタイリクオオカミの亜種説を立てていたけれど
M1と呼ばれる臼歯のベルト上の歯帯が比較的明瞭(古い犬科動物の特徴)であることから独立種説に転換した。
ようするに、タイリクオオカミとの分岐点がどうだろうがニホンオオカミは、遺伝子や形質双方に見られる特徴から
日本固有の動物であった可能性は高いって事だと思います。
古来の日本人が呼んでいたオオカミは呼称であって、そこにはヤマイヌも含まれているという事、
遺伝子的にはクジラと、牛が仲間だけれど、クジラ牛属とは言わない。
樺太から北海道にわたり住んでいたエゾオオカミはハイイロオオカミ(ウルフ)で
中国大陸〜朝鮮半島のオオカミはアカオオカミ(ドール)であった事を踏まえて、
北海道以外の日本本土では野生の犬、つまりドールをヤマイヌと呼び、そのヤマイヌを信仰対象とした呼称がオオカミ。
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